興味ない授業も受けるべき理由【大学生向け】

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大学生の皆さん、突然ですが、こんな経験ありませんか?

「この授業、正直まったく興味ない…」
「出席取らなかったら絶対行かない」
「時間のムダじゃない?」

いや、わかります。大学に入ったら、自分の好きなこと・得意なことに集中したくなりますよね。
高校までと違って、自分で授業を選べる自由があるからこそ、逆に「これ、取らなきゃよかった」って思う授業も出てくる。

でも今回は、そんなあなたにこそ伝えたい。
「興味ない授業こそ、ちゃんと受けるべき理由がある」という話。


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好奇心の語源から考えてみる

そもそも「好奇心」って言葉、どこから来てると思いますか?

実はラテン語の「cura(ケアする・気にする)」が語源で、「curiositas(キュリオシタス)」=「あれもこれも気にして、知りたくなる心の動き」という意味があるんです。

日本語でもほぼ同じ解釈ができます。
「奇」を好む心こそが「好奇心」なわけですから、自分にとって「変なもの」を勉強しないとそれは好奇心ではないのですよ。

つまり本来の「好奇心」って、自分の「好き」だけじゃなく、
よく知らないもの・興味がなかったものに対しても、貪欲に知ろうとする態度なんです。

好奇心って、「好み」のことじゃない。
自分の世界の外に飛び出す勇気のことなんです。


興味のあることだけなら、自習でいい

僕から言わせてもらえば、「好きな分野」って、授業なんかなくても自分で勝手に勉強するんですよ。

たとえば、映画が好きな人は授業なんてなくても観るし、プログラミングが好きな人はどんどんコード書きますよね。好きなことって、やめろって言われても勝手に伸びるんです。

でも逆に、興味のない分野に自分から飛び込むのって、めちゃくちゃ難しい。
「やらなくても困らない」って思っちゃうから、ずっと放置される。

だからこそ、授業という“強制力”を使うべきなんです。


授業には「教えてくれる人」がいる

自分一人で勉強するのと、授業で学ぶのとでは、大きな違いがあります。

それは、「教えてくれる人がいる」ってこと。
もっと言えば、その分野を何十年も研究してきた“変人”みたいな人が、あなたに教えてくれる時間だってこと。

これって、めちゃくちゃ贅沢な機会です。
しかも、興味のなかった分野にこそ、そういう“思いがけない出会い”があったりする。

「へぇ、こんな世界があるんだ」って思える瞬間は、自分の想像の外からしかやってこない。


「無駄だと思っていた知識」が武器になるとき

今の時代、「複数の分野を横断的に理解している人」ってめちゃくちゃ強いです。

たとえば、

  • 経済と心理をつなげるとマーケティングになるし、
  • 美術とプログラミングをつなげるとUI/UXデザインになるし、
  • 数学と哲学をつなげるとAI倫理が語れるようになる。

こういう“組み合わせの発想”って、自分が興味あることだけ学んでたら生まれないんですよ。

興味がなかった授業で仕入れた知識が、ある日突然、自分の得意分野とつながる。
そして、「他の人にはない強み」になる。

だから、今はピンとこなくても大丈夫。
「なんでこれ学ばなきゃいけないんだろう?」と思いながら受けてた授業が、将来の自分を救ってくれることがあるんです。


「興味がない」って、実は「知らない」だけ

もう一つ、大事な話。

「興味がない」って言葉、よく考えると変なんですよ。
だって、人間って「知ってるもの」にしか興味を持てない生き物なんです。

つまり、興味がないということは、まだちゃんと知らないということ。

だから授業でちょっとだけでもその世界をのぞいてみたら、
「あれ、案外面白いかも」ってなる可能性は大いにある。

実際、多くの人が「最初は興味なかったけど、授業受けてみたら好きになった」って経験、持ってます。

知らないものを避けていたら、人生がどんどん狭くなる。
でも、ちょっとでも触れてみれば、世界は広がる。


興味ない授業こそ、自分の人生を変えるチャンスかもしれない

最後にひとつだけ伝えたいのは、
大学って、人生で唯一「広く浅く学べる場」だということ。

社会に出たら、嫌でも「専門分野」だけに閉じこもることになる。
だからこそ、今この時期にこそ、興味がないものにこそ触れてほしい。

その中に、将来あなたの人生を変える“伏線”があるかもしれない。


まとめ

  • 好奇心は「好き」だけじゃなく、「知らないものに飛び込む姿勢」
  • 興味ある分野は自習でOK。興味ない分野こそ、授業という仕組みを活用しよう
  • 授業には、その道のプロがいて、思いがけない気づきをくれる
  • 「つまらない知識」が、未来の武器になることがある
  • 興味がないというのは、まだ知らないだけ

だからこそ、興味ない授業も、ちゃんと受けてみてほしい。

それが、あなたの世界を広げる第一歩になるから。

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